20141213

【動画】Jimmy Kimmel: Joel, The Lump of Coal premier

 先日記事にしたキラーズのホリデーシングルについて。ほとんど恒例行事になっているので、11月後半辺りから、今年はまだか?とソワソワしながら待っていました。ここ数年はキラーズの曲なしには、クリスマスシーズンという気がしません。
  さて、そのお披露目としてJimmy Kimmelで放送されたスキットの日本語(テキトー)訳を書いてみました。 バンドは元々ヒューイ・ルイスとの共演を目指していて、ジミーには仲介を頼んでいたそうです。石炭を擬人化するアイデアはジミーによるもの。 JはJimmy, BはBrandon, RはRonnie, DはDaveの発言です。

***訳注***

*chipmunks ... アルビンとシマリス三兄弟のシマリスのこと。ボイスチェンジャーでアーティストの声をシマリス声にした曲がYoutubeにごろごろ転がってます。
*Christmas sweaters … ブリジット・ジョーンズの日記で、ブリジットは母親からプレゼントされたダサいクリスマスセーターを着ているマーク・ダーシーにドン引きしていた。クリスマスシーズンにセーターを贈る・着るのが欧米での伝統らしい。
*Flowyo … フローヨガ。
*Grandmother Got Run Over By A Reindeer ... 「トナカイに轢かれたおばあちゃん」
*ブラックフライデー … クリスマスセールの初日
*The lump of coal … サンタさんは良い子には素敵なプレゼントを届けてくれる。悪い子には炭の塊が届く。
*Joel … 発音を日本語に直すのが難しい。日本語では「ジョエル」と読むのが一般的ですが、英語では「ジョウル」に近いと思います。



J: 先日ラスベガスに帰省したんですが、そこでThe Killers と一緒に一風変わった栄誉を共有して来ました。彼らはベガス出身のバンドで、2006年からは毎年クリスマスソングを作り、慈善キャンペーンの(RED)に提供しています。RED用の楽曲ではよく他のアーティストと共演していまして、過去の共演者にはDawesですとか、Neil Tennant、Elton Johnといった方たちがいます。ですから言うまでもなく、今年の楽曲には私を迎えたいと声をかけてもらえて、本当に光栄でした。

 ともかく彼らと合流して、アイデアを出し合いました。結果はどうなったかというと、今日までに*シマリス以外によって録音されたあらゆる楽曲の中で、最高の出来であると自信を持っています。ではご覧ください。

(スタジオに移動)

J: クリスマスの伝統をお待ちの方はどなた?

B: 待ってました!

J: *クリスマスセーターを持ってきてあげましたよ~。どうぞ着てみて。遠慮せず。いいアイデアをたくさん考えて来たよ。いいアイデアを、たっくさん。みんな、セーターは気に入った?

B: うん。

J: 君(ブランドン)のは光るんだね。

B: 気に入ったよ。

J: クリスマスに関係があるものって、何があるかな?世の中には色んなクリスマスソングがあるけど、まだ誰も手を付けてないものに挑戦したいよね。こういうのはどう?”A Very YOLO Christmas(とってもYOLOなクリスマス)”

B: (YOLOって…?)

J: YOLOって言葉は今かなりアツい流行語でね。

B: YOLOってどういう意味なの?

J: YOLOを知らない?そちらさんはどう?

R: YOLOって知ってる?

D: それって… *Flowyoみたいなもん?

J: いやいや、Flowyoじゃなくてね… You Only Live Once(人生は一度きり)って意味で、略してYOLO。You Only Live Onceだよ?知らないの?

B: うん、知らない。

J: 乗り遅れてますねー…。

B: YOLOねえ…。

J: (ため息)じゃあこんなのはどうかな。*おばあちゃんが轢かれちゃうんだけど、この曲でおばあちゃんを轢くのはトナカイじゃなくて*ブラックフライデーの行列に並んでる太っちょ家族なんだ。18ドルかそこらでBlue-rayプレイヤーか何かを目当てにね。

The Killers: …。

J: そうですか、と。だったら… The players gonna play play play… the haters gonna hate hate hate… って歌詞はどうかな?

R: それってテイラー・スウィフトの曲でしょ。使えないよ。

B: そう、テイラー・スウィフトの歌だ。

J: …だから?チャリティー用の曲でしょ?

B: 盗みはよくない。

J: (ため息)…モミの木。キャンディーケーン。

B: クリスマスソングっぽいね。

J: そう?じゃあ、サンタとかは?

B: やっと話が通じたらしいね。

J: North Pole(北極)と韻を踏める単語は?

B: Toll…

J: Goal…

R: Mole…

J: Mole(ホクロ)… 「クリスマスに会った君の顔がちょっと変。今年のクリスマスのお願いは、首のホクロ除去手術。」

R: Coal(炭)は?

J: 炭か。いいね。炭塊をキャラクターにするっていう案は?Frosty The Snowman(雪だるまのフロスティー)みたいな感じで。

B: いいね。Joel(*ジョエル)。Joel The Lump of Coal(炭塊のジョエル)。

J: 『炭塊のジョエル』…。もしかしたらそのジョエルって奴は、みんなに伝えたいんじゃないかな?つまり、the haters gonna hate hate hate... とかthe players gonna play play playってことをさ…

R: …その曲ほんとに好きなんだね。

J: 大好き。


B: ♪むかしむかし… サンタの家で…

J: もしかして僕も歌ったりする?それともずっと君一人で歌うの?

B: …。

J: だよね。そうだよね。

B: デュエットにしてもいいよ。

J: いやいや、そんな。どうぞ続けて。こっちで歌詞をメモしてるから。

B: ♪むかしむかし… サンタの家が… 北極にあって…

J: いい感じだ。

B: ♪無煙炭が住んでいた… 親からJoelと呼ばれてた…

J: いいね!早速レコーディングだ!

J: ブランドン、今からテープを回すから、マイクに向かって歌ってくれ。

B: 了解。

J: (カウント)

B: ♪北極にあるサンタの家に~

J: ちょっとごめん。一瞬止めていい?

B: 何?

J: そのセーター、やっぱりおかしくない?

B: くれたのはあんただろ…

J: あー、そっか。ごめん。どうぞ続けて。

B: ♪無煙炭が住んでいて 親から”ジョエル”と呼ばれてた~

J: ブランドン、時々Joelの発音が「ジョエル」じゃなくて「ジョール」に聞こえるから、いっそ ”el” は外して「ジョール」で統一しよう。思い出して。ユダヤ人のばあちゃんが言ってたみたいに「ジョーゥル」って発音して。たとえば… そうだ。Noelみたいな発音で。”el” はつかないけどね。

B: ♪無煙炭が住んでいて 親から”ジョール”と呼ばれてた~

J: ブランドン。

B: 今度は何?

J: 君はすごく歌がうまいって伝えたくて。

B: そりゃ…どうも。

J: やる気は十分かな?

B: はい。頑張ります。

J: よし。続けよう。



歌詞の和訳はこちら
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