20140403

【海外記事】Paolo Nutini on Caustic Love

The Listから。内容が面白かったので少しですが訳してみました。

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先月辺りから今日までのいかなる時点においてでもラジオをつけた経験のある方は、ペイズリー出身のポップの奇才パオロ・ヌティーニが新曲のScream (Funk My Life Up)を引っ提げ、5年間 ― 大いに人気を博したSunny Side Upの発売に続く高予算のツアー契約に敬意を表するのであれば、3年間― の沈黙から現役復帰を果たしたことにお気付きであろうと思われる。

5年間という歳月の間にはあらゆる物事が変わるし、それが20代最中における5年間なら尚更である。名声に対して常にアンビバレントな姿勢を取ってきたヌティーニは、その5年間を日常における些細な喜び ―散歩や木細工、ウィスキーといった類― を楽しみつつ、同時に100曲程の新曲の製作に費やし、その内の12曲が近日発売となる彼の第3作目のアルバムCaustic Loveに収録される次第となった。徐々に勢いを増す感情と説得力を備えたソウルフルな雰囲気を持つ新作では、成熟過程にある彼のシンガー兼シンガーソングライターとしての実力が発揮されている。

T in the Park及びRadio 1's Big Weekendへの注目の出演が既に決定している今、今年の夏の数ヵ月間は間違いなく至る所で彼の顔を拝むことになる。The Listは彼の生活が再び大忙しになる前に彼を捕まえ、旧きソウルの反映のサンプリングに成功した。

《道のこぶについて》
ここ2年の間に起きた物事の内、純真無垢だった頃の自分にとって全くの未知だったものというのは、自分が関わることになるとは思ってもみなかった家族内でのあれこれだったり、自分がすることになるとは思ってもみなかった会話だったりで、そういったハードルは出来れば自分の力で30歳までの生き方を決定して行きたいと努力してる18歳の若者にとっては想定外の、晴天の霹靂だった。

《単なる数字でしかない年齢について》
僕が今までに出会った40代、60代、70代の歳の人たちは書類上の年齢を偽ってたに違いない。僕の音楽もそんな感じかもしれないけど、僕の場合はロンドンに出てきた頃、クールなインディーバンドに所属した経験もないし、クールですかした若者とつるんで遊び歩いた経験もない。19歳の頃に一番仲が良かった人たちはみんな30代だった。彼らのハウスパーティーに行くと、みんな17、18の若者よりも派手に楽しんでた。一見自由に生きてるように見える連中よりも遥かに開放的な生き方をしてた。

《ミューズの気まぐれについて》
一度心を開いて創造的な心境になると、途中では止められない。何かを思い付いたとして、例えその創造的な衝動を無視したとしても、結局はそのせいでそろそろ寝ようと思う頃になっても全然眠れないんだ。それが携帯にボイスレコーダー機能がついてて良かったなって思う理由。

《宵っぱりであることについて》
朝の3時に思い付く物事は面白いものばかり。スウェーデンで演奏した時、みんながホテルに帰って小ぢんまり休んでた頃、僕はイアフォンをつけて街を散歩してみようかなと思ったんだ。携帯を見たり、道行く異性を品定めしたり、道端で叫んでる狂人を凝視したりする必要がない時、見上げればきれいな星空が広がってる。グラスゴーはそういうのに最適な場所で、パリも良い。ロンドンも、人がごった返してない時は良いよ。僕は完全に夜型人間だ。

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