ラベル The Libertines の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル The Libertines の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

20151217

【和訳】The Libertines - Glasgow Coma Scale Blues

(アルバム"Anthems For Doomed Youth"より)

*see = 見える、分かる、会う

*back to a me... 参照したサイトではMEになっているけど、A and Eに聞こえる。バースのコードがA, G, Eで、プレコーラスでC#になって、もう一度AとEに戻るという意味じゃないか?
正式な歌詞が分かったら修正します。

*change = 転調

*they... かなり迷って「俺たち」にしました。後で修正するかもしれません。

グラスゴー・コーマ・スケールとは、グラスゴー大学が発表した意識障害の評価分類スケールのことだそうです。A, E, Vの項目のうち、A, Eにあたるのがバースとコーラスのコードで、Vはピッキングのことじゃないかと思っています。猫好きの男はピートです。Boys In The Bandと展開が似てると思う。気のせいか。

*******

And I *see me, oh you won't even see me
俺には俺が見えてる
なのにお前は俺を見ようともしない

Yeah I see you, in fact I'm looking straight through you
ああ 俺にはお前が見えてるよ
見えすぎて見透かしちまうくらいだ

And now you say you're gonna fool me
Ain't bout a place where he does see me
その上 俺をからかおうってか?
俺を裏切る親友のことでじゃないだろうな?

But that don't mean that I can't free
'Cause I don't always wanna see you
だけど だからって俺がお前を
自由にしてやれないってことにはならない
だって俺は
いつでもお前に会いたいとは思ってない

The only thing that it kept us apart
Was your colder loving heart
You can't pull hard
*Back to me... told a lie!
俺たちを互いに遠ざけていた唯一のもの
それはお前の冷めた熱意
強く引っ張るなよ!
俺を取り戻す気か?…なんてな!

What happened to the joy in the hearts of the boys
At the start of the part of the scene
*They go harder it seems, they can share a good heart
But you go, go back to your change
場面の一部の始まりの時点で
少年たちの心にあった喜びは
一体どうなってしまったんだろう?
どんどん頑固になっていくような俺たち
数々の夢が分かち合われ 引き裂かれ
ある夢は二人の放浪者によって破壊された

You think it's easy, not with a best friend who deceives me
気楽になったとでも思ってるんだろ
俺を裏切る親友がいなくなって!

Oh yeah, it's so hard to bear
When he got cat man to him, come
ああ そうだな
猫好きの男に遊びに来られるなんて
たまったもんじゃない

The only thing that kept it going on
Was lust for championship
whisky and song
how would it go wrong, seriously?
俺たちを突き動かしていた唯一のものは
勝者としての地位への渇望
ウィスキーと歌
間違いないはずだったのに…マジで

What happened to the joy in the hearts of the boys
Like it's part of the part of the scene
They go harder it seems, they can share a good heart
But you go, go back to your *change
少年たちの心にあった喜びは
一体どうなってしまったんだろう?
これは場面の一部の一部でしかない
どんどん頑固になっていくような俺たち
幸せを分かち合えるはずなのに
お前はまた そうやって目移りするんだな

Can you go alone now
Can you go alone now?
一人で行けるのか?
もう一人で行けるようになったのか?

What happened to the joy in the hearts of the boys
Like it's part of the part of the scene
They go harder it seems, they can share a good heart
But you go, go back to your change
少年たちの心にあった喜びは
一体どうなってしまったんだろう?
これは場面の一部の一部でしかない
どんどん頑固になっていくような俺たち
幸せを分かち合えるはずなのに
お前はまた そうやって目移りするんだな

20151216

【和訳】The Libertines - Dead For Love

(アルバム"Anthems For Doomed Youth"より)

*just keep breathing
発作や情緒不安定を起こした人にかける言葉。
呼吸を整えると気持ちが落ち着くから。

******

The only rule to stay alive
*Just keep breathing you’ll be fine
You know she’s pulling up outside
The car lights crawl across the curtain
生き続けるための 唯一のルール
ただ息をし続けろ
そうすれば平気だ
ほら 彼女が表に車を停めようとしている
カーテンの向こうから
車のライトが忍び寄る

So put the gun back on the wall
Take the suitcase from the wardrobe
There’s a dead man on the floor
He’s not going anywhere
You’re moving to the door
さあ 銃を壁に戻して
押入れからスーツケースを出しておいで
床に死体が転がっている
彼はどこへも行かない
だったらお前が玄関に向かえ

And everything he ever did
He only ever did for love
And everything he ever said
Was only ever said for love
And now, now he lies dead,
He’s dead for love
His mind’s at ease, he sleeps in peace
彼がしたすべてのこと
彼がただ 愛のためにやったこと
彼が言ったすべてこと
どれも愛のために口にしたこと
そして今こうして 彼は死して横たわる
彼は愛のために死んだ
彼は心の平安を得た
彼は穏やかに眠る

Your reflection in her eyes
You just don’t recognise
And soon you’ll realise
This guy’s not going anywhere
彼女の眼にお前の姿が映っている
とても自分とは思えず
そしてすぐに お前は気づく
この男はどこへも行かない

Now he’s done with you once more
Race with the shadows to the door
A guy like this needs to be sure
No one was there was there when the devil rode out before
そして彼はまたしてもお前を見限った
影を引き連れ玄関に駆け込む
こういう男には
はっきり分からせてやる必要がある
前に悪魔がその場を乗り切れたのは
目撃者がいなかったからだ

And everything he ever did
He only ever did for love
And everything he ever said
Was only ever said for love
And now, now he lies dead,
He’s dead for love
His mind’s at ease, he sleeps in peace
彼がしたすべてのこと
彼がただ 愛のためにやったこと
彼が言ったすべてこと
どれも愛のために口にしたこと
そして今こうして 彼は死して横たわる
彼は愛のために死んだ
彼は心の平安を得た
彼は穏やかに眠る

In English shadows you will walk tall
And there you’ll stay until you fall
And when the final hour arrives
It’s only lovers left alive
Wretched souls and gangsters’ molls
Beyond the valley of the dolls
The story they will never tell
Because their lips are sealed
英国の影の中 お前は高慢に歩いていく
そしてそこに留まり いずれは転落する
そこへ最期の時が訪れる
生き残れるのは恋人たちだけ
不幸な魂
ギャングスタの愛人
彼らの行き場は人形の谷の向こう
彼らが物語を語ることはない
なぜなら口がかたく閉ざされているから

And everything he ever did
He only ever did for love
And everything he ever said
Was only ever said for love
And now, now he lies dead,
He’s dead for love
His mind’s at ease, he sleeps in peace
彼がしたすべてのこと
彼がただ 愛のためにやったこと
彼が言ったすべてこと
どれも愛のために口にしたこと
そして今こうして 彼は死して横たわる
彼は愛のために死んだ
彼は心の平安を得た
彼は穏やかに眠る

20151111

【和訳】The Libertines - You're My Waterloo

(アルバム"Anthems For Doomed Youth"より)

You'll never fumigate the demons
No matter how much you smoke
So just say you love me
For three good reasons
And I'll throw you the rope
お前がどれだけ煙草を吸おうとも
その煙が悪魔をいぶり出すことはない
だから ただ 俺を愛していると言ってくれ
三つの正当な理由を添えて
そしたら俺は お前に命綱を投げる

You don't need it
Because you are the survivor
Of more than one life
And you're the only lover I had
Who ever slept with a knife
だけどお前には そんなものは必要ない
なぜならお前は 生存者だから
一度ならず命の危機を脱したことがあるから
それに 寝床にナイフを持ち込む恋人だって
お前が初めてだよ

But you're not Judy Garland
Oh just like me you've never really had a home of your own
But I'm not Tony Hancock baby
Until the dawn
We'll stone the crows
We'll stone the crows
だけどお前はジュディ・ガーランドじゃない
お前は俺と全く同じように
本当の意味での帰る場所を知らない
だけど俺はトニー・ハンコックじゃない
ベイビー
夜明けまで
カラスに石を投げよう
驚きに満ちた時を過ごそう

And you see I've brought you flowers
All collected from the Old Vic Stage
Well I've been sitting here for hours, baby
Just chasing these words
Across the page
ほら 見てくれ
お前に花束を用意したんだ
オールド・ヴィックの劇場から集めてきた花
そうして 何時間もここに座っている
ベイビー
ひたすら 頁のこっちからあっちへ
文字を辿りながら

Cause you're my Waterloo
Well I'll be your Gypsy Lane
I'm so glad we know just what to do
And exactly who's to blame
だってお前は 俺のウォータールー
俺はお前のジプシーレーンになろう
すごく喜ばしいことに
俺たちは分かっている
俺たちのすべきことを
そしてまさに誰を責めるべきかを

And you're my Waterloo
I'll be your Stanley Park
Well I'm so glad we know just what to do
And no one's left
Stumbling around
Fumbling around
Tumbling around
In the dark
だからこそ お前は俺のウォータールーなんだ
俺はお前のスタンレーパークになろう
喜ばしいことに 俺たちは
俺たちがすべきことを知っている
おかげで誰も 暗闇の中
よろめいたり
へまをしたり
転げ回ったりせずに済む

Always in the dark
恒久の暗闇の中で

You're my Waterloo
I'll be your Calvary
Well I'm so glad we know just what to do
And everyone's gonna be happy
Everyone's gonna be happy
Everyone's gonna be happy
お前は俺のウォータールー
俺はお前のカルヴァリー
喜ばしいことに 俺たちは
俺たちがすべきことを知っている
みんなが喜ぶだろう
みんなが喜ぶだろう
誰もが喜ぶだろう

But of course
もちろんだとも

20151024

【海外記事】The Libertines - The Secret Story Of Every Album Track Explained

NMEの記事から。面白かったので和訳してみました。ベスト盤収録曲については触れられていません。一部曲名に和訳記事をリンクしています。
Anthems For Doomed Youthの和訳は年内にできたらいいなと考えています。

******

The Libertines - 全アルバム収録曲にまつわる秘話解説


The Libertinesの再結成が近い将来起こりそうな兆しがちらちらと見える中、素晴らしい戦艦アルビオン号はいつ今一度の航海に出発してもおかしくはない状態だ。彼らにスターの座をもたらした楽曲について、その背景を掘り下げるには絶好の機会である。Up The Bracketの先頭打者Vertigoは、ハンコックのHalf Hourへの言及 (「リードパイプがあれば、幸運は我が物」)を持ってして、彼らの極めて英国的な見地を出だしから固める楽曲である。

Death On The Stairs

“リバトニアン”的にめちゃくちゃなロマンスという、例によって詩的な作品である2曲目に登場する「エリトリア人の娘」は、阿片によって導き出されたコールリッジの詩Kubla Khanの引用で、死か栄光のテーマに向かって全速力で突き進む。「カールはいずれ一人で孤独にテレビを見るだけの老人になるんだって考えに憑りつかれてた」と、ピートは語る。「俺たちはそれを『階段での死亡説』って呼んでた。」

Horrorshow

いくつかの極めてあからさまなヘロインへの言及や”brown(茶色/ヘロイン)”である”horse(馬/ヘロイン)”についてはさておき、Horroeshowという麻薬にいかれた物語において最も注目すべき点は冒頭のカプレットであり、これは当時ピートのガールフレンドであったフランセスカが作成したものだ。その後、彼女は歌詞の使用に対して訴えを起こす姿勢を示したものの、訴訟までには至っていない。

Time For Heroes

初代マネージャーであるBanny Pootschiのイズリングトンのフラットで書かれたこの初期作品は、2001年のメーデー暴動におけるドハーティーの経験を軸に展開する。「警官を相手取った長期戦が繰り広げられてて、俺もその一員だった」と、彼は説明する。「警官は俺におちょくられてると思ったらしくて ― そいつの暴徒鎮圧用シールドを覗き込んで髪の毛を直してたら、頭の横を思い切り踏みつけられた。」



Boys In The Band

2001年6月に行われたThe Strokesの圧倒的なロンドン公演を見た後、バンドは初期のノスタルジックなサウンドから方針を変え、その直後にまわしを締め直す意図で書かれた数々の楽曲の内の一曲がBoys in the Bandだった。「その辺りでアプローチの手法が変わって」と、カール。「以前より少しだけ無情で、少しだけ絶望的で、少しだけ激しくなった。」バンドはそれをプランAと呼んだ。

Radio America

バンドの中で評価がまっぷたつに分かれる楽曲 Radio Americaは、何通かの気まぐれなブラックメールのおかげでUp The Bracketに登場するのみで終わった。「(カールに)金を貸してたんだ。借金をチャラにする代わりにRadio Americaをアルバムに入れてもらった」と、ピートは当時語った。「これぞまさしく典型的なリバティーンズ。完全にはしたない。」

Up The Bracket

Teesdale Roadにあるピートとカールのフラットから程近いBethnal GreenのVallance Roadに言及するUp The Bracketは思わしくない乱闘にまつわる曲で、その経緯は最も英国的な方法で語られる。「二本の冷たい指」はVサインを見せつける仕草を表す懐かしい表現方法のひとつで、戦いに負けると指を切り落とされるイギリスの弓兵によって考案されたと言われている。



Tell The King

バンドのセットリストに不可欠な要素のひとつとして、カールはしばしばトラックの最終バースの後に第二部を付け加えることがあり、それは(例の不明瞭な歌声による供述から察するに)広く次のような内容であると考えられている。「ふたつの青い目があいつの方を向いたのに/あいつは中華料理のテイクアウトを買おうとしている/つまり愛は道を見つけ/あいつの手を引いて連れて行くということ」

The Boy Looked At Johnny

タイトルは元NME所属ジャーナリストであるJulie BurchillとTony Parsonsによって制作された同名の本から取られた。しかしながら(具体的には「俺が何様のつもりでいるのか分からないのか?」といった歌詞から推察するに)問題のジョニーの正体はジョニー・ボーレルであると考えられている。彼は現在の姿の前身となるバンドの一員として、一時的にリバティーンズでベースを担当していた。

Begging

Beggingはアルバム制作期間の前後によく遭遇した地元民のグループに着想を得た楽曲だ。「あいつらは本物の底辺だ」と、カールは当時こう表現した。「すごく対立的な態度を取ってくる。俺たちをヒッピー呼ばわりして、『乞食』と言った。それがあいつらの知ってる悪口だったんだ。」

The Good Old Days

リバティーンズの持つ典型的なイデオロギーにまつわる楽曲であると同時に、訳知り顔で偽善者ぶったような楽曲でもあるThe Good Old Daysには、バンド内部についての言及が詰め込まれている(「アルカディアの夢」「航路を進むアルビオン号」そして「ピッグマン」-ドハーティのあだ名― も同様に)けれどもその上で、ノスタルジアを感傷的に演じる試みを非難もしており、それをバンドが力ずくで行ったことは明らかだ。

I Get Along

I Get Alongはデビューアルバムのトリであるが、初めて姿を見せたのはファーストシングルWhat A WasterのAA面として。ファストペースでパンクな雰囲気を持つ享楽主義と甲高いお祭り騒ぎの歌は主としてカールによって制作され、しかしながらLetterman Showでは検閲により、歌詞のヤマ場である”fuck ‘em”を”Your mama”に変えざるを得なかった。



Can’t Stand Me Now

セルフタイトルを冠した二枚目のアルバムはこの曲で幕を開ける。ピートとカールの手に負えない愛憎関係ついての、バンドのコール・アンド・レスポンス劇である。ピートはカールのフラットに不法侵入した罪で出所したばかりであったため、ピートの「軽々しい手つき」とカールの「黙れ!」に込められた、ほとんど隠し切れていない真意については、誰もが認めるところだった。



Last Post On The Bugle

元々は遠距離のロマンスの維持を目的とした頌歌として書かれ、それに続くピートの服役期間が「いつかまた会おう/ああ友よ 払うべき犠牲がある」といったような歌詞に新たな感慨を付け加えた。メロディーと歌詞の大部分はMasters’ Apprentices’による無名の楽曲War Or Hands Of Timeから引き揚げられたもので、「ささいな泥棒行為」とピートは言ってのけた。

Don’t Be Shy

The Libertinesによる2003年のBabyshambles sessions (Babyshambles自体が結成されその名を名乗るようになる以前)の期間中に初めて録音が行われたDon’t Be Shyはアルバム中で最も軽やかに狂気を表している楽曲だ。「ラストチャンス・サロン」や「酔った老女王たち」には頷ける所がある、がしかし、やはりバンドの持つ英国的な伝統によって、それらは曖昧なものとして保たれている。

The Man Who Would Be Kind

Rudyard Kiplingによる同名の友情にまつわる短編小説から名付けられたThe Man Who Would Be Kingには同じくバンド自身の経歴が反映されている。冒頭のコードはデビューアルバム収録Tell The Kingのそれと同じ進行である一方で、「お前にちょっとした秘密を教えてやろう」というセリフは「お前にもうひとつ秘密を教えてやろう」に差し替えられている。

Music When The Lights Go Out

哀愁を帯びたデモ作Legs 11で初めて世に出たMusic When The Lights Go Outは、当初の形式ではアルバム収録版よりも遥かに柔らかい印象だった。「見事で豊かで熱狂的な要素の溜池を持つというのは良いことで、おかげで若かった頃の、生意気で理想家だった自分たちについて、ものすごく歌いたい気分になれた」と、カールは楽曲について語った。

Narcissist

オスカー・ワイルドが生んだアンチ・ヒーローであるドリアン・グレイを引き合いに出すNarcissistは実のところ、バーでの二人のフランス人男との出会いの後、フランスへの軽率な遠出について書かれたものである。「ピーターはとにかく何に対してもイエスと言って―信じられないような茶番劇の登場人物になりたがってるみたいだった」と、カールは回想する。「最終的にはナント郊外にある、凍えるように寒い、たぶん元はスタジオだった車庫に辿り着いた。」

The Ha Ha Wall

「The Ha Ha Wallの始まりはカールと俺にとってのまさに初めての晩、お互いに出会って、憎悪と避け合いの1年を過ごして、ようやくギターを弾く友達同士という立場に落ち着いた1998年まで遡る」と、カートは楽曲について語る。「俺たちが初めて一緒に書いた曲が成長してThe Ha Ha Wallの姿になった。」

Arbeit Macht Frei

Work makes you free(仕事は自由を与える)と訳されるこれは第二次世界大戦中に多くのナチス強制収容所の入り口に掲げられたフレーズである。楽曲の歌詞は憎悪と偽善に視線を向けている。

Champagne of Hate

“Mugs!”(バカ!)や”Oh my god!”(うそだろ!)といったアドリブの叫び声が特徴的な、このいかにもロンドン的な、おそらく、ごまかしや若者同士の間で生まれるプレッシャーを表す頌歌は多くのThe Libertines(放浪者たち)が抱えていた重く、より個人的な事柄にまつわる問題の中に共通して存在していた、短くて気軽なインタールードだった。

What Katie Did

一作目から二作目の間、ピートとカールの一時的な仲たがい期間中に書かれたWhat Katie Didは、全体がピートによって書かれ、しかし和解を示す行為として、リードボーカルを歌う役割はカールに与えられた。

Tomblands

アルビオンという詩的な幻想とつながる海事の、海賊らしい叙情主義(「ヨー・ホー・ホー」「ジュークボックスの8番目の曲」)の残りかすであるTomblandsは、一時的にアルバムのタイトルトラックにとも考えられていた。もうひとつの、冗談のようで詩的さに劣る選択肢はThe Brown Album - The BeatlesのThe White Albumにちなみヘロインを引き合いに出したタイトルだった。

The Saga

パリへの旅行中、やはりMontmatre’s Hotel France Albionで行われCan’t Stand Me Nowを生んだ例の作曲セッション中に書かれたThe Sagaの着想となったのはPaul Roundhillという友人で、彼はピートに手紙を書いてますます深刻化していた薬物依存への警告を伝えた人物である。

Road To Ruin

おそらくはThe Sagaというピートのボソボソとした言い訳に対するカールの反撃であるRoad To Ruinのきっぱりとして率直な歌詞(どうすれば/分かってくれるんだ?/お前が何者かは/お前の手に記されている)とあからさまなタイトルには解読の必要がない。もうひとつの楽曲All At Seaも、少し前の段階でのデモセッション期間中にはRoad To Ruinと仮で呼ばれていた。

What Became of The Likely Lads

70年代に英国で放送された同名のシットコムから名前を取ってつけられたWhat Became of The Likely LadsはCan’t Stand Me Nowで始まった時と同様の率直で探究的な作風でレコードを締めくくる。「将来有望な男たちはどうなった?俺たちが持っていた夢はどうなった?永遠はどうなった?」

20150707

【和訳】The Libertines - Gunga Din

(アルバム"Anthems for Doomed Youth"より)

アルバムは9月発売。リバティーンズっていうよりはDPTにBabyshamblesが混ざったみたいな感じ。



Woke up again
To my chagrin
Getting sick and tired of
Feeling sick and tired again
I tried to write
'Coz I got the right
To make it look as if
I'm doing something with my life
Got to find a vein
It's always the same
And a drink to ease
The panic and the suffering
I woke up again
Dreamt of Gunga Din
またしても 無念の思いで目を覚ます
またしても うんざりすることにうんざりしている
曲を書いてみようとした
だって俺にも
何かやるべきことがあるから生きているんだと
あたかもそんな風に見せかける権利くらいある
静脈はどこだ?
やり方はいつも同じ
それから酒を飲んで
恐怖と苦痛を和らげる
また目が覚めた
ガンガディンの夢を見ていた

Oh, the road is long
If you stay strong
You're a better man than I
You've been beat and afraid
Probably betrayed
You're a better man than I
なあ 道のりは長い
心を強く持っていれば
お前は俺より良い人間でいられる
お前は打ちのめされ 怯えている
裏切られたのかもしれない
でもお前は俺より良い人間だよ

Woke up again
To my evil twin
That mirror is fucking ugly and I'm
Sick and tired of looking at him
Been up all night
I probably picked a fight
'Coz I can't help it I'm
A bastard in the morning
So I try to write
I think I have the right
A little drink-y now and then
To help me just to see the light
Just another day
And it feels like nothing's changed
Oh fuck it
Oh here I go again
またしても 悪魔の双子の気配で目を覚ます
あの醜い クソ忌々しい鏡
奴に目を向けることにうんざりしている
一晩中眠れない
たぶん俺は喧嘩を吹っかけた
だって我慢ならないんだ
朝になれば 俺は人でなしになる
だったら曲を書いてみよう
俺にだって権利はあると思う
時々 酒に頼って
光を見つける手助けをしてもらう
代わり映えのない一日が始まって
何一つ変わっちゃいないような気がする
どうにでもなれっての!
また同じことの繰り返し

Oh, the road is long
If you stay strong
You're a better man than I
You've been beat and afraid
Probably betrayed
You're a better man than I
なあ 道のりは長い
心を強く持っていれば
お前は俺より良い人間でいられる
お前は打ちのめされ 怯えている
裏切られたのかもしれない
でもお前は俺より良い人間だよ

What's the point in you now?
I can't chase you nohow
Oh, leave me alone
I've got those Monday blues
Straight from Sunday blues
お前に何の意味があるっていうんだ?
どうしたってお前を追い出せない
ああ 放っておいてくれよ
月曜日の憂鬱に襲われてるんだからさ
日曜日の憂鬱から直行で

Oh, the road is long
If you stay strong
You're a better man than I
You've been beat and afraid
Probably betrayed
You're a better man than I
なあ 道のりは長い
心を強く持っていれば
お前は俺より良い人間でいられる
お前は打ちのめされ 怯えている
裏切られたのかもしれない
でもお前は俺より良い人間だよ

Oh what are you doing, you stupid fucking idiot?
Wake up!
Hey!
ああ 何してんだよ このクソバカ野郎!
目を覚ませ!
おい!

20141111

【和訳】The Libertines - What Katie Did

(アルバム"The Libertines"より)

*brown = 大麻

******

Oh what you gonna do, Katie?
You're a sweet sweet girl
But it's a cruel, cruel world
a cruel, cruel world
おい どうするつもりだ ケイティ?
お前はとても優しい女の子
だけど世界は卑劣な場所
世界はとても卑劣な場所

My pins are none too strong, Katie
Hurry up, Mrs Brown
I can feel it coming down
And it won't take none too long
俺は辛抱強い人間じゃないよ ケイティ
急いでくれ "ミセス・ブラウン"
身体に広がっていくのが分かる
もうそれほど長くはかからないだろう

But since you said goodbye
Polka dots fill my eyes
And I don't know why
だけどお前がさよならを言ってから
水玉模様が俺の視界を支配してる
どうしてかな

What you gonna do Katie?
You're a sweet, sweet girl
But it's a cruel, cruel world
a cruel, cruel world
おい どうするつもりだ ケイティ?
お前はとても優しい女の子
だけど世界は卑劣な場所
世界はとても卑劣な場所

Safety pins are none too strong Katie
they hold my life together
And I never say never
And I never say never again
安全ピンはそれほど丈夫じゃないよ ケイティ
そんなものが俺の人生を纏め上げてる
俺はもう二度と
絶対無理だなんて言わないよ

But since you said goodbye
The polka dots fill my eyes
And I don't know why
だけどお前がさよならを言ってから
水玉模様が俺の視界を支配してる
どうしてかな

Since you said goodbye
the polka dots fill my eyes
And I don't know why
Say you want
Say you will
Say you won't but don't leave me standing
Say you will, it's up to anyone
That's what they all like to know
お前がさよならを言ってから
俺の視界は水玉模様に支配されている
どうしてなのかな
そうしたいと言え
そうするつもりがあると言え
そんなことはしないと言えばいい
だけど俺を見捨てないでくれ
やってみると言ってくれ
誰がやるのか
みんなが知りたいのはそこだ

And since you said goodbye
the polka dots fill the sky
And I don't know why
だけどお前がさよならを言ってから
水玉模様が俺の視界を支配してる
どうしてかな

【和訳】What Became of the Likely Lads? / France

(アルバム"The Libertines"より)

*blood runs thicker (than water) = 血は水よりも濃い
*thick as thieves = とても親密な

カールとピートはもちろん血縁関係にあるわけではない。blood runs thickerという言葉を使ったのは、それだけ二人の間に絆があったということ。



Please don't get me wrong
See I forgive you with a song
We'll call the Likely Lads
But if it's left to you
I know exactly what you'd do
With all the dreams we had
俺を誤解してくれるなよ
ほらな 歌でお前を許してやるからさ
"Likely Lads"と呼ぼう
だけどお前に任せてしまったら
俺たちが持ってた夢の全てを
お前がどんな風に扱うか
きっちり想像がつくよ

Cause *blood runs thicker, oh
We're *thick as thieves, you know
If it's important to you
(It's important to me)
I tried to make you see
But you don't wanna know
(You don't want to know!)
血は水よりも濃い
俺たちは懇意な仲だ
そうだろ?
お前にとって大事なことは
(俺にとっても 大事だよ)
俺はお前に分からせてやろうとした
なのにお前は知りたがらない
(知ろうともしないんだ!)

If you pipe all summer long
Then get forgiven in a song
Well that's a touch, my lad
夏中をラリって過ごしても
一曲の歌で許されるなんて
感動的な話だな 相棒

They sold the rights to all the wrongs
And when they knew you'd give me songs
Welcome back, I sang
奴らは正義を仇に売り飛ばした
お前が俺に歌を贈ってくれるんだと奴らが知れば
俺はまたお前を迎え入れて 歌ってやった

Oh what became of the Likely Lads?
What became of the dreams we had?
Oh what became of forever?
Oh what became of forever, though?
But, we'll never know
将来有望な男たちはどうなった?
二人が抱えていた夢はどうなった?
永遠はどこにいった?
永遠だったはずのものはどうなった?
もう知る由もない

Please don't get me wrong
See I forgive you in a song
We call the Likely Lads
俺を誤解してくれるなよ
お前をたった一曲で許そうとしてるんだから
"Likely Lads"と呼ぼう

We all bought the ones
We taught 'em all we wrote the songs
That's filled with dreams we have
みんながCDを買ってくれた
全部俺たちが書いたんだ!って
声高に言って回った
俺たちの夢を詰め込んだんだって

Cause *blood runs thicker, oh
We're *thick as thieves, you know
If it's important to you
(It's important to me)
I tried to make you see
But you don't wanna know
(You don't want to know!)
血は水よりも濃い
俺たちは懇意な仲だ
そうだろ?
お前にとって大事なことは
(俺にとっても 大事だよ)
俺はお前に分からせてやろうとした
なのにお前は知りたがらない
(知ろうともしないんだ!)

Oh what became of the Likely Lads?
What became of the dreams we had?
Oh what became of forever?
Oh what became of forever, though?
But, we'll never know
将来有望な男たちはどうなった?
二人が抱えていた夢はどうなった?
永遠はどこにいった?
永遠だったはずのものはどうなった?
もう知る由もない

(France)

The ideal girl in London from France
Came over and left me, she left me entranced
Now I have to get by once again on my own
Nothing but memories
So I remember your eyes
their unique shade of brown
while these blue eyes of mine
they stay closed
I kissed you goodbye on the N109
choked
as I watched the bus go
フランス生まれのロンドンの女の子
近づいてきたとたんに去っていった
まだ手始めって段階だったのに
俺はまたひとりぼっちで歩いていかなきゃならない
思い出以外に持ち物がない
だから思い出すよ
お前の目を
瞳に差す変わった茶色の影を
俺は青い目を閉じたまま
ランベス・ノースでN109に乗り込むお前にキスをした
遠ざかるバスを眺めながら
息が止まってしまいそうだった

Choking in smoke in to your angelic soul
Choking and smoking myself in to a hole
Where the only way out is to sleep and to dream
And to cry out your name
天使みたいに無垢なお前の魂に詰め込まれた煙
俺は煙をふかしながら穴倉に閉じこもって
そこでやることと言えば
眠ること
夢を見ること
そしてお前の名前を大声で叫ぶこと

【和訳】The Libertines - Can't Stand Me Now

(アルバム"The Libertines"より)



An ending fitting for the start
You twist and tore our love apart
Your light fingers threw the dart
Shattered the lamp into darkness it cast us...
新たな始まりにふさわしい終焉
お前は俺たちの愛を歪め 引き裂いた
その指先が軽々しく放った矢が
ランプを割って
俺たちを暗闇に陥れた…

No, you've got it the wrong way round
Just shut me up and blamed it on the brown
Cornered the boy kicked out at the world
The world kicked back a lot fuckin' harder now...
違う
お前は何から何まで間違ってる
お前は俺の話を聞こうともせず
全部クスリのせいにした
追い詰められた坊やは世界を蹴り飛ばして
その何倍もの力で世界に蹴り返されたんだ…

If you wanna try
If you wanna try
There's no worse you could do
I know you lie, I know you lie
I'm still in love with you
やってみな
やってみろよ
これ以上酷い事態にはならないから
分かってるよ
お前は嘘つきだ
それでも俺はお前を愛してる

Can't take me anywhere
(I'll take you anywhere)
You can't take me anywhere
(I can't take you anywhere)
I'll take you anywhere you wanna go!
どこかへなんて連れて行けないよ
(俺がどこへでも連れて行ってやる)
どこへでもなんて連れて行けないよ
(どこへでも なんて無理だけど)
お前が行きたいところなら
どこへだって連れて行ってやる!

Oh, you can't stand me now
(No, you can't stand me now)
You can't stand me now
(Oh, you can't stand me now)
You can't stand me now
(No, you can't stand me now)
You can't stand me now
You can't stand me now!
お前は俺に耐えられないんだ
(違う お前が俺に耐えられないんだ)
我慢できないのはお前だろ
(違う お前が我慢できないんだ!)

Have we enough to keep it together?
Or do we just keep on pretending
And hope our luck is never ending
You tried to pull the wool
I wasn't feeling too clever
And you take all that they're lending
Until you needed mending...
一緒にいる意味なんてあるのかな?
二人なら上手くいくと信じ続けて
幸運が永遠であるように
願うしかないのかな?
わざと下手に出て人を利用した
とても利口なやり方とは思えなかった
誰かが差し伸べてくれたものを
手当たり次第に掠め取って
結局は自分がボロボロになった…

If you wanna try
If you wanna try
there's no worse you could do
I know you lie, all you do is make me cry
And all these words they ain't true
やってみな
やってみろよ
これ以上酷いことなんて出来やしない
分かってるさ
お前は嘘つきで
俺はお前のやることに泣かされてばかり
お前の言葉には真実なんてひとつもない

Can't take me anywhere
(I'll take you anywhere)
You can't take me anywhere
(I can't take you anywhere)
I'll take you anywhere you wanna go!
どこかへなんて連れて行けないよ
(俺がどこへでも連れて行ってやる)
どこへでもなんて連れて行けないよ
(どこへでも なんて無理だけど)
お前が行きたいところなら
どこへだって連れて行ってやる!

Oh, you can't stand me now
(No, you can't stand me now)
You can't stand me now
(Oh, you can't stand me now)
You can't stand me now
(No, you can't stand me now)
You can't stand me now
You can't stand me now!
お前は俺に耐えられないんだ
(違う お前が俺に耐えられないんだ)
我慢できないのはお前だろ
(違う お前が我慢できないんだ!)

20140314

【和訳】The Libertines - Vertigo

(アルバム"Up The Bracket"より)

*Lead pipes are fortunate made
海外スレッドより引用。
Hancock's Half Hourと呼ばれる番組のThe Poetry Societyという回に出てくる台詞を改変したもの。元々この台詞は(ハンコックの友人である)シドという詩人によって書かれたもので、この作品中の"lead pipes, fortune made"という部分を他のメンバーが気に入ったため引用した。当時リードは供給薄な製品で、多くの教会や家庭からパイプ上部のリードを盗まれた。シドという男は恐らくリードの窃盗か盗品のそれを扱う立場にあり、流通が減少する程高値で取引できたのであろう。

ピートはトニー・ハンコックのファンで、アルバムタイトル「喉を殴られる」という意味のUp The Bracketもこの番組から引用されている。コカインを吸引することの隠語でもある。
******

Koreema knows just what it is she does
It can't be hard for her to get a buzz
Down in the street below
You can hear the drunken prophet sing
"I know what's on your mind my boy
I can see oh everything
*Lead pipes are fortune made well
Take a tip from me
Climb up to her window ledge or you'll forever be
クリーマは自分がやってることが何なのか
ちゃんと分かってる
楽しみを得るなんて楽勝
下のストリートから
酔っ払い預言者の歌声が聞こえる
「君の考えはお見通しだよ
俺には何だって分かるんだ
リードパイプは大金で出来てる
俺の助言をよく聞きな
彼女の窓へ壁を登れ
さもないと君は永遠に

Just walking under ladders as the people round you hear you crying please"
梯子の下を歩き続けて
『お願い!』って泣き叫く声を
道行く人たちに聞かせる事になる」

Who really knows just what it is she does
It can't be hard for her
To get a buzz
The rapture of vertigo
And letting go
Me myself I was never sure
Was it the liquor
Or was it my soul?
彼女が何をやってるのかなんて
本当に理解できるやつがいるのかな
楽しみを得るなんて楽勝
目眩の恍惚と解放感
俺自身としては よく分からなかった
責任の所在は酒か
それとも俺の魂か

【和訳】The Libertines - Time For Heroes

(アルバム"Up The Bracket"より)

どんな曲でも訳す時は一生懸命やっているつもりなのですが、誰でも知ってる超有名な曲を訳す時は特別に緊張します。でも人気のおかげで海外フォーラム等で頻繁に話題にされているので、参考にできる資料が多くて助かるといえば助かります。

Socialist Review 2004年4月の記事より、ピート・ドハーティのインタビューから抜粋。
(Up The Bracketのカバーアートには機動隊のテープが描かれていて、Time For Heroesでは「暴動の中にいた粋な奴ら」や「警棒と遮蔽」について歌われています。それらはどんな事が基になっていますか?)
Time For Heroesは2001年のメーデーの後に書いた曲。あの事件は当時の自分にとって人生で一番刺激的な出来事だった。「最悪だったよ、オックスフォード・サーカスに閉じ込められてさあ」ってみんなが言ってたけど、事実は違う。かなり大勢が包囲されてたけど、一部は脱出できたんだ。あの興奮は凄かった。警察が出てくるまでは穏やかなデモ活動だったんだよ。だけど警察が出てきても、それは正当性に欠ける行為だったから、多くの人がその場に留まったっていう、事実が素晴らしかったし、明確な理由を持って争うって事が爽快だった。間違ってる事がたくさんあって、その内の何に向かえばいいのか分からないような状態の中で、その時一瞬にして、大勢の人が同じものを信じてて、一斉にそれに向かってるような気がした。もっと大事になってたら、国会で問題になっただろうね。それがみんなの夢だった。

*wombles = White Overall Movement Building Liberation through Effective Struggle
(= 効果的闘争を通して解放を目指す白いオーバーオール運動)
2000年代にロンドンに存在した革命セクトのこと。白いつなぎを着てアルミ箔の遮蔽と偽物の警棒を持って機動隊に擬態しながら活動していた。イギリスの子ども向けテレビに登場する同名のキャラクターが由来。

*headrush = 薬物による高揚感

*bush = ピートが昔住んでいたシェパーズ・ブッシュの事。ロンドン西武の地域。

*a year and a day = 一年と一日
一年の契約が確実に満期になる事。

*Bill Bones =「宝島」の登場人物。カールがピートにつけたあだ名で、ピートにとっては分身を意味しているのではないかという意見もある。(= passed myself down on my kneesに続く。)

*sunken with pride
swollen with pride =「威張る」の逆。



Did you see the stylish kids in the riot
Shovelled up like muck
Set the night on fire
*Wombles bleed truncheons and shields
You know I cherish you my love
見たか?
暴動の中にいた 粋な奴等
堆肥の山みたいに寄り集まって
夜を賑わせてた
血を流すWOMBLESの連中
警棒と遮蔽
愛しいお前 お前を忘れないよ

But there's a rumour spread nasty disease around town
You caught round the houses with your trousers down
A *headrush in the *bush
You know I cherish you my love
Oh how I cherish you my love
だけどある噂によると
町中に性質の悪い病が拡がってて
家の周りで ズボンを下ろしたら
感染しちまうってさ
"藪"の中でヘッドラッシュ
愛しいお前 お前を忘れないよ
お前が可愛くて仕方ないよ

Tell me what can you want now you've got it all
The whole scene is obscene
Time will strip it away
*A year and a day
And *Bill Bones
Bill Bones knows what I mean
He knows it's eating, it's chewing me up
It's not right for young lungs to be coughing up blood
And it's all
It's all in my hands
And it's all up the walls
全てを手に入れたなら
もう何も欲しがるものはないだろう
どこまでも悲惨な現状を
時が風化してくれる
"一年と一日"
それにさ ビル・ボーンズ
ビル・ボーンズは俺が言いたい事を分かってる
奴は分かってる
俺が喰われてること
俺が噛み砕かれてること
咳して血を吐くなんて
若い肺にとっては異常事態
全ての命運は俺が握ってる
全てが怒りに燃えてる

Well the stale chips are up and the hopes stakes are down
It's all these ignorant faces that bring this town down
And I sighed and *sunken with pride
Well I passed myself down on my knees
Yes I passed myself down on my knees
萎びたチップスが出てくれば
希望への期待値は下がってく
無知な面々が この町を貶める
俺はため息をついて
誇りを持って謙虚になってた
跪く自分自身の側を通り過ぎた
跪く自分自身の側を通り過ぎた

Now tell me what can you want now you've got it all
The whole scene is obscene
Time will strip it away
A year and a day
And Bill Bones
Bill Bones knows what I mean
He knows there's fewer more distressing sights than that
Of an Englishman in a baseball cap
And we'll die in the class we were born
But that's a class of our own my love
A class of our own my love
全てを手に入れても
まだ欲しいものがあるのか
どこまでも悲惨な現状
時が風化してくれるさ
"一年と一日"
それにさ ビル・ボーンズ
ビル・ボーンズは俺が言いたい事を分かってる
奴は分かってる
野球帽を被った英国人の他にも
痛ましい光景があるって事
人は死ぬまで生まれついた階級に属する
けれど俺たちだけの階級が存在するんだ
俺たちだけの階級が

Did you see the stylish kids in the riot
Shovelled up like muck
Set the night on fire
Wombles bleed truncheons and shields
You know I cherish you my love
Yeah I cherish you my love
見たかい?暴動の中にいた 粋な奴等
堆肥の山みたいに寄り集まって
夜を賑わせてた
血を流すWOMBLESの連中
警棒と遮蔽
愛しいお前 お前を忘れないよ
お前を忘れないよ

20131111

【和訳】The Libertines - Music When The Lights Go Out

(アルバム"Music When The Lights Go Down"より)

タイトルの由来は「音楽が終わったら、明かりを消してくれ」というヒトラーの自害直前の言葉からではないかと推測している。
この曲はこのバンドがやらなきゃだめだって思える曲が多いバンドは良いバンドだと思うし、リバティーンズもそういうバンドだったと思う。
リバティーンズのカバーをやるバンドはプロアマ問わずたくさんいるけど、特にこの曲は、リバティーンズがやらなくちゃ意味がない曲だと感じる。

Is it cruel or kind not to speak my mind
And to lie to you rather than hurt you? 
Well I'll confess all of of my sins
After several large gins
But still I'll hide from you
Hide what's inside from you
意地悪かな 優しさかな
本音を話さずにいることは
お前を傷つけるくらいならと
嘘をつくことは
何杯か きついジンを引っ掛けたら
罪を告白しよう
それでも俺はお前から逃げ続けるだろう
この思いをお前に隠し続けるだろう

And alarm bells ring
When you say your heart still sings
When you're with me
Won't you please forgive me?
警報のベルが鳴る
「お前といると 心が歌い出すんだ」
そうお前が言う度に
どうか 俺を許してくれないか

But I no longer hear the music 
だけど俺にはもう 音楽が聞こえない

And all the memories of the pubs
And the clubs
And the drugs and the tubs
We shared together
Will stay with me forever
思い出の数々
パブに行って クラブに行って
ハッパをふかして バスタブに飛び込んで
ふたりで分かち合ったすべてを
俺は永遠に忘れない

But all the highs and the lows
and the to's and the fro's
They left me dizzy
Oh won't you please forgive me
I no longer hear the music
だけど良い時があれば 悪い時もあって
先へ進んでは 後へ戻って
頭がおかしくなりそうだ
どうか俺を許してくれ
もう音楽が聞こえないんだ

Well I no longer hear the music
When the lights go out
Love goes cold in the shades of doubt
The strange fate in my mind is all too clear
Music when the lights come on 
The girl I thought I knew has gone
And with her my heart had disappeared...
明かりが消えたら
音楽はもう聞こえない
疑いの影に 愛は凍えていき
頭に浮かぶ不思議な運命の
輪郭だけは はっきりとしている
明かりが戻れば
音楽も戻るだろうか
知っていたはずの
彼女は消えてしまった
彼女に持ち去られたまま
俺の心も消えてしまった

Well I no longer hear the music
もう音楽が聞こえない

All the memories of the fights and the nights
And the blue light
All the kites
We flew together
I thought they'd fly forever
思い出の数々
喧嘩したこと
共に過ごした夜 青い光
ふたりで飛ばした凧
そうやって愛も
どこまでも飛んでいくと思っていた

But all the highs and the lows
and the to's and the fro's
They left me dizzy
Oh won't you forgive me
でも良い時があれば 悪い時もあって
先へ進んでは 後へ戻って
頭がおかしくなりそうだ
どうか俺を許してくれ
もう音楽が聞こえないんだ

Well I no longer hear the music
When the lights go out
Love goes cold in the shades of doubt
The strange fate in my mind is all too clear
Music when the lights come on 
The girl I thought I knew has gone
And with her my heart had disappeared...
明かりが消えたら
音楽はもう聞こえない
疑いの影に 愛は凍えていき
頭に浮かぶ不思議な運命の
輪郭だけは はっきりとしている
明かりが戻れば
音楽も戻るだろうか
知っていたはずの
彼女は消えてしまった
彼女に持ち去られたまま
俺の心も消えてしまった

Well I no longer hear the music
もう音楽が聞こえない

【和訳】The Libertines - Don't Look Back Into The Sun

(アルバム"Time for Heroes"より)

わたしがリバティーンズを聴き始めたのはこのベスト盤からで、結局これを最後にバンドは解散してしまった。2010年リーズ&レディングでの復活ライブをネットで見て、一番感動したのはこの曲。



Don’t look back into the sun
Now you know that the time is come 
And they said it would never come for you 
太陽を見つめ返しちゃいけないよ 
ようやく順番が回ってきたんだ 
お前には来るはずないと
誰もが言っていたのに 

Oh my friend you haven’t changed 
You're looking rough and living strange 
And I know you got a taste for it too 
そうだろ相棒
お前は変わらないな 
無精な身なり
奇妙な人生 
そして今もお前には才能がある 
俺には分かるよ 

They'll never forgive you but they wont let you go, oh no 
She'll never forgive you but she won't let you go, oh no 
誰もお前を許さないだろう
けれど誰もお前を忘れないだろう 
彼女はお前を許さないだろう
けれど彼女はお前を忘れないだろう

Don't look back into the sun 
You've cast your pearls but you're on the run 
And all the lies you said, who did you save? 
太陽を見つめ返しちゃいけないよ 
お前はお前だけの輝きを持っていた
なのにどこへ逃げるつもりだ
お前がついた嘘の全てで 
いったい誰を救えたんだ 

But when they played that song at the Death Disco 
It started fast but it ends so slow 
And all the time it just reminded me of you 
でも誰かがデス・ディスコで
お前の曲を演ってたよ 
初めはファストで 終わりはスロー 
俺はお前のことばかり思い出していた 

They'll never forgive you but they wont let you go 
(LET ME GO!) 
She'll never forgive you but she wont let you go, oh no
誰もお前を許さないだろう
けれど誰もお前を忘れないだろう 
(放してくれ!)
彼女はお前を許さないだろう
けれど彼女はお前を忘れないだろう